SIEM REAP  2011年5月18〜21日

カンボジアのシェムリアップに5年前に来たときに、オールド・マーケットのまわりがすっかり気に入ってしまった。和むような郷愁のようなものを感じた。昭和30年代を感じさせるような雰囲気があったように思えた。ある人が「故郷とは自分の心が帰るところ、癒されるところ」と言った。それに近いものをこの街に感じる。三年も前から決めていたように、会社を辞めた後に一番に行くことにした。これからのことも考えようとしたが、何も考えが浮かばなかった。
今回は3泊4日の滞在。ほとんどの時間をオールド・マーケットとその近くを流れるシェムリアップ川沿いをカメラを持ってブラブラしていた。川の水は黄色で街のメインストリートに連なる石造りのオールド・マーケット橋が架かり、沢山の人やバイクや車が行き交いする。
オールド・マーケット橋
 

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ホテルとオールド・マーケットの間はトゥクトゥクに乗る。歩いても行ったが、客引きがうるさく乗った方が気が休まる。行き先をオールド・マーケットと言うと、決まってこの魚の干物店付近で下される。この店の前を通ると当然のことながら干物の臭いが鼻をつく、よく店番の女性は一日中店の奥にすわっているなあと感心する。
トゥクトゥク  魚の干物店 
   
オールド・マーケットの川に面した南側は観光客相手の土産物屋ばかりだが、五年前に比べると商品に道の埃が被ってもなく、ずいぶん小奇麗な店構えになってしまった。今回もここで仏像二点を買った。商品は高くなったようにに感じられ、価格交渉もずい分と相手側がタフになってしまった。マーケットの中に入ると、色んな店が薄暗い中にひしめく。
土産物屋  マーケットの中の一角
   
この日の朝は少し違うところでトゥクトゥクを降り、橋の方に向かって歩き始めた。少年二人が乗った象の像があった。インド料理店の前のようだ。何か伝説にでも因んだ像なのだろうか? バイクの店の前はにぎわっていた、ドリアン満載の自転車も、、、。
 象の像 バイク店の前 
   
オールド・マーケット橋の上に新しい橋ができていた。如何にも涼しげで長椅子も備わって、街の人達は涼んだり子供と遊んだりしている。そのまた上に更に新しい橋が建設中で、子供たちにとっては絶好の遊び場になっていて、川に飛び込んだりしていた。
 新しい橋 建築中の橋 
   
ここは五年前にもあったグランド・カフェという店。アイスコーヒーを飲みながらボーッと通りを眺めているのが何となく楽しい。ガイド・ブックにはマークされてないが、私はこの店が大好きだ。お腹がすいたら二階で食事で、ランチをとりながらまた通りを眺める。
 グランド・カフェ オープンテラス グランド・カフェ 二階 
   
新鮮な魚が容易に手に入らないようで、シェムリアップ川で魚をとっている風景に出会った。投網に舟、なかなか本格的なのである。眺めていた限りでは、投網には獲物はかからなかった。
 投網 老人と子供の舟
   
こちらでは男性は20歳ぐらいで結婚するという。そんな若いお父さんに連れられて、橋の上で遊んでいた3歳の女の子。なんと言うのだろう「自然のあどけなさ」を感じた。一方、ロープの上で昼寝をする少年、屈託のないというか、いや、悠然と時の流れに身を任せているようにも見える。
3歳の女の子  昼寝の少年 
   
川の南側にはワット・ボーという古いお寺があり大勢の僧侶がいる。このお寺の道を挟んだ反対側にはワット・ボー小学校があり、カンボジアの古典舞踊のアプサラダンスも教えているそうだ。川沿いに戻ると女性たちが日焼けよけの黒覆面をして、キャッキャとにぎやかにはしゃいでいた。カメラに気付きポーズをとってくれた、ありがとう〜〜。
 Wat Bo 黒覆面 
   
ワット・ボーの僧侶達が朝な夕なにシェムリアップの街に托鉢にでる。本来カンボジアの仏教はアンコール・トムの観音像でも分かるように大乗仏教であったが、内戦後に復活したときに小乗仏教になったということだ。アプサラダンスも内戦で途絶え、タイから学んで復活したと聞く、仏教も同様であったのか? 僧侶にカメラを向けることはタブーなのであろうが、合掌して頭を垂れるとニコッと微笑んで許して下さる(と勝手に理解した)。
 街に向かう僧 お布施を少々 
   
オールド・マーケット橋の一つ下の橋に蛇の欄干がある。5つのコブラの頭を持つ蛇の神(ナーガ)があしらってあるが、それを咥えようようとする蛇が面白い。これはナーガの脱皮なのかな? この橋を渡ると綺麗なお寺がある。
 ナーガ  Wat Preah Prom Rath
   
静かな街が静かに暮れていく。 最後の夜、日本食が食べたくて探し当てた店が「guru mother cafe」。元プロ・カメラマンのご主人、仕事を辞めてシェムリアップで店を出して3年という。自然とシェムリアップにとなったようだ。カツ丼をいただく。
   
オールド・マーケット橋 灯ともし頃



追伸 シェムリアップ空港の応援メッセージ

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