美濃西国三十三観音霊場巡り  第四回 岐阜市内  平成24年3月27日       

利用交通機関   往路 岐阜駅14番乗場  8:17 光輪公園口 8:50  540円 岐阜バス 大洞団地線 大洞緑団地行き 
  光輪公園口 9:51 日野橋 10:06  330円 岐阜バス 大洞団地線 JR岐阜行 
帰路 鏡島弘法前  15:45 岐阜駅 16:01  200円 岐阜バス 岐阜高富線 高富行き
   行  程      光輪公園口バス停から出発 8:50発 歩行距離 地図はこちら       
16番 願成寺 岐阜市芥見  (別名:大洞観音) 9:00着  9:30発 (0.6km)
光輪公園口→日野橋 バス利用 9:51着  10:06発 (0.6km) 1.2km
17番 護国之寺 岐阜市長良雄総 (おぶさ観音) 11:10着 11:25発 (4.0km) 5.2km
14番 崇福寺 岐阜市長良福光 12:05着 12:25発 (3.0km) 8.2km
18番 美江寺 岐阜市美江町  (美江寺観音) 13:15着 13:35発 (2.6km) 10.8km
30番 善福寺 岐阜市千手堂北町  14:00着 14:20発 (1.5km) 12.3km 
19番 乙津寺 岐阜市鏡島  (鏡島弘法、梅寺) 15:15着 15:40発 (3.1km) 15.4km
鏡島弘法前バス停 16:45着 (0.3km) 15.7km
十六番 願成寺
今回は岐阜市を東から西に横断するようなルート。岐阜屈指の大きさの大洞団地近くのバス停で降り、団地とは反対に山間に向かっていく。やがて山門があり往時を偲ばせる仁王像が立つ。

   


泰澄大師創建という古い歴史を持つ寺だ。奈良時代の中将姫が手植えしたという中将姫誓願桜が境内中央に枝を張る。花弁の数が20〜30あり山桜から突然変異した珍しい桜で、国の天然記念物だ。ローソク10円、線香30円と抵抗のない供養料であった。

   

十七番 護国之寺
十六番からは9q近くあるため途中5q弱をバス利用。日野橋のバス停からアウトドア・ナビにしたがって幹道をそれて歩き出す。と、しばらくしてナビがフリーズしてしまった。念のために用意した地図をたよりに行くが、心もとない。目指す橋がなかなか見えないので、人を探して尋ねると反対方向に歩いていたようだ。依然ナビはフリーズしたままだ。ここで替えたばかりのスマートフォンを取り出し、Map機能を試してみる。ようやく自分のいる位置と橋の方向が分かった。橋を渡ってしばらく行くと赤い山門が見える。山門と本堂は江戸時代中期の再建。

   


聖武天皇の勅願により行基が創建した寺で、岐阜県に数少ない国宝の一つを有する。金銅獅子唐草文鉢という奈良時代のもので、この地から出て大仏建立に貢献した仏師日野金丸が聖武天皇から賜った品。因みに岐阜県のお寺で他に国宝を有するのは揖斐郡大野町の来振寺(絹本著色五大尊像)[西美濃三十三霊場二番札所]、高山市の安国寺(経蔵)[飛騨三十三観音霊場十一番札所]、多治見の虎渓山永保寺(観音堂・開山堂)がある。境内からは金華山と岐阜城の眺めがいい。

      

十四番 崇福寺
護国之寺から長良川に沿って西に。崇福寺は長良の町中にある。整った佇まいをうかがわせる山門をくぐると、回遊式枯山水の作庭だ。若い住職が子供さんをあやしながら応対下さった。

   


梵鐘は戦国の武将稲葉一鉄の寄進、中門と塀は関白一条兼良卿の寄進で菊の御紋が光る。

   

長良川に出て眺めのよい所で春の日を浴びながらおにぎりを食べる。この辺りは「世界イベント村ぎふ」という大型の複合施設ができてすっかり変わってしまった。

   

岸の反対側が岐阜の中心部でこちら(北)側から古い街並みの川原町の屋根が見える。金華橋を渡って岐阜中心部へ。

   

十八番 美江寺
かつて岐阜大学病院があった所が広大な更地になっている。「ぎふメディアコスモス」という巨大施設ができるらしい。美江寺はその近く、市民会館の北にある。空襲で焼け昭和27年から61年にかけ再建された。朱塗りの柱は昔から印象深い。養老年間の勅願寺で、本尊の乾漆十一面観音立像は重文。

   


屋外に建つ像としては秀逸の十一面観音菩薩

   


真砂町通りを南下。西柳ケ瀬をかすめて千手堂の交差点に着く。高校時代にこの交差点はよく通ったが、単に地名とばかりと思っていた。

   

三十番 善福寺
岐阜で千手堂の地名を知らない人は少ない。が、その名がこの善福寺の千手観音のお堂に由来することを知っている人は多くない。自分だけだろうか。町の中の素敵な観音堂であった。

   


お留守のようで、自分でご朱印を押す。美濃三十三ケ所の納経帳は本尊・寺名が印刷されており、これに朱印を押す様式。このころになるとようやく綺麗に押せるようになってきた。

   

19番 乙津寺
更に西に進む。乙津寺(おっしんじ)は通称の鏡島弘法の方が名高い。また創建開山である弘法大師の梅の杖がたちまちに梅の木になったことから梅寺とも呼ばれる。美濃西国三十三観音霊場の他に3つ、計4つの札所となっている。御本尊の千手観音と毘沙門天像、韋駄天像が重文で、4月21日から23日まで秘仏御開帳で拝観できる。ぜひ参拝して下さいとお寺の方。境内は真言宗のお寺のように見えるが、臨済宗のお寺。(創建当時は真言宗)

   

梅寺の梅


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