第四回 2003年11月22・23日 第十八番〜第二十二番

今回は距離が長いので21日金曜夜に徳島に入る。
3連休前ということからかネットで予約できたのは、
ここだけ。

ホテルクレメント徳島15Fより、明けがたの徳島市街





    1600円也のバイキングの朝食もそそくさとホテルを
    出る。徳島駅に向かうが、「何かおかしい」、、、、、、
    大師様が宿る大切な金剛杖を部屋に忘れてきた。
    ホテルに戻って一本遅れ8時18分発牟岐線に乗る。

    「こんなことならバイキングもっと沢山食べるんだった」
    と、俄か遍路はなかなか達観できない。



第十八番恩山寺

南小松島駅下車。この駅からの道案内がガイドブック
になく2回ほど道を間違え遠回りをした。
駅前をすぎると、店先の女性が「反対じゃ、反対じゃ」
と大声で教えてくれました。




    恩山寺の参道を出るところにみかんの無人販売所が、
    100円也で大きなみかん6個入りを買う。




第十九番立江寺

立江寺は八十八ヶ所に4つある関所寺の一つ。
悪人や邪心を持った者は、大師様のおとがめを
受けるという。
そのおとがめを受けることなく無事通過。




    立江寺多宝塔。

    ここから11Kmほど離れた二十番札所参道口の民宿
    に向かう。
    途中何も無く、ただ歩む。時おりの北風が寒い。
    「静かに行くものは、遠くまで行く・・・」の一片の言葉
    を思い出す。(三好達治だったかな?)




ひたすら歩いたら、15時前に民宿に着いてしまった。
荷物をあずけて、先の二十番札所に行くことにした。
「往復3時間はかかりますよ」と言われたので、暗く
ならない内にと急いで山を登っていると、途中出会っ
た人が「ゆっくり行かないと疲れますよ」と声をかけて
くれた。

参道入り口はみかん畑




    第二十番鶴林寺

    1時間半ほど山道を登ってようやく鶴林寺に着く。
    山門の仁王像は運慶作と伝えられ、ぜひ見ようと
    思っていたが疲れ果てて忘れてしまった。




お参りをすませ民宿に戻るため山を下る。
下り坂は痛めた左踵にこたえる。 上りよりも一層
金剛杖のお世話になり、休みながら帰る。

畳なる山々、、、私の好きな風景を撮る。





    鶴峠朝日

    23日は鶴林寺の参詣を済ませたので鶴峠下まで
    タクシーでショートカット。
    タクシーを降りて歩き始めようとすると「何か変!」、
    またもや金剛杖がない。
    民宿で作ってもらったお昼のおにぎりもない。

    (杖は民宿「金子や」さんに宅配便で送って頂いた)



山あいを那賀川にそって歩く。 やはり杖がないと歩き
にくい。 枯れ枝を拾って代用する。
不動明王の石仏に出会う。





    二十一番札所にはロープウェイで上る。
    このロープウェイはスイス製で総工費25億円とガイド
    さんが教えてくれた。





第二十一番太龍寺

お参りを終え納経所に行くと、「おはようございます」
と、若い女性の声。
なんと素敵な女性が寺務をされておりました。

二十二番に山道を下って向かう。左踵がひどく痛む、、
あれこれ歩き方を試して、背筋を伸ばして小幅に降りて
行くと痛みもさほどでなくなった。
山を下ると、距離は長くなるが遍路道を避け、二十二番
までの14Km近くを急ぐ。

途中、二三回、車で参詣の人に道を尋ねられた。
    第二十二番平等寺

    白水の井戸を探すが分からない。 ビニール容器が並
    べてあるほこらがあり、柄杓も置いてある。
    普通の井戸ではなく、ほこらの下の窓のような所から
    かがんで柄杓で霊水をありがたく頂く。
    
    弘法大師がこの地で薬師如来を感得し、人々を平等
    に救うよう寺を開いた。このとき錫杖で地面を掘ると、
    乳のような白水が湧き出で、今も日照りにも涸れる
    ことなく、万病に効くといわれる。
    信じれば、こういった水を頂くことも楽しみになる。

今回のゴールとなった平等寺納経所の前で記念撮影。

参詣に居合わせた女性にお願いすると、「私、下手な
んですよ」と言いつつシャッターを切ってくれました。




    平等寺横の旅館の食堂で遅い昼食をとり、20分程
    歩いて新野(あらたの)駅に着いた。 新野はどこか
    のどかな感じのする町でした。

    50Km近い長丁場を歩きおおせて大変満足。
    車やバスでまわられている年配の方達を見て、歩い
    てまわれることの仕合せを感じました。
    民宿でお会いした姉妹のお二人も、連休などに目的
    地近くの駅から歩き始められるということで、私と同じ
    ようなまわり方をしている人にお会いし気を強くした。

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