第七回
2005年9月24・25日
今回は丹後・舞鶴と日本海側の二十八番二十九番を周る。 24日は会社の一泊研修明けで遅いスタートとなり、11時過ぎに倉敷から車で走り、13時50分に姫路の西の太市の駅で家内をピックアップ。 山陽自動車道に戻って神戸から舞鶴自動車道を北上し丹後半島へ向かった。
第二十八番 成相寺 (なりあいじ)
二十八番札所は天橋立の丹後半島側にある。台風のせいか小雨もようで夕暮れを早く感じ納経所が閉まる5時前に着いた。 成相寺はちょうど開山千三百年記念で御本尊御開帳の最中であった。 5時を過ぎていたが、本堂の中に入れていただき、ゆっくりと33年ぶりの御開帳という御本尊の聖観音菩薩を拝む。 お参りを済ませ駐車場から展望台に登っていく。
ご存知 天橋立
天橋立は初めてで、これで宮島と松島と日本三景は一応行ったことになる。 暮れ方近く、小雨に煙った景観も一味。 岐阜の木曾三川の千本松原に似ていると思った。
成相寺の山を下り天橋立をやや間近にみる。 渋滞の宮津市街を抜け、とっぷりと暮れて栗田半島の奥にあるホテルに着く。 25日の朝、ホテルの窓から見る若狭の海は青く静か。
10時半にホテルを出て、カーナビの指図どおりに山の小道をぐるぐると抜け舞鶴の街に。 舞鶴では「引揚げ記念館」にいく予定であったが、遅い出発となったので取りやめ、海上自衛隊の桟橋の護衛艦を横目に先を急ぐ。泊まったホテルの土産コーナーの案内によると、「肉じゃが」は舞鶴が発祥の地とのこと。なんでも、東郷平八郎がイギリス留学時代のビーフシチューを懐かしんで、海軍の厨房に日本の食材で作らせたのが始まりとか。 やがて二十九番札所がある青葉山が見えてきた。「若狭富士」とも呼ばれる青葉山だが、この日は台風の影響もあって、暗雲たなびき怪しげな山容。昔、唐からきた威光上人が霊感を受けて寺を開いたという話もうなづける。
第二十九番 松尾寺 (まつおのてら)
12時前に到着。 御本尊は馬頭観音で怒りの形相をしておられる。 本堂は宝形造りといって松尾寺独特のものと案内書にある。
境内は人影少なく、ゆっくりとお参りする。 六地蔵が祀ってある。六地蔵はお地蔵さんがただ六体並んでいるものと思っていたら、チャンと意味があることを最近知った。地蔵菩薩は我々の住む娑婆世界を守っておられ、その娑婆世界は六道という六つの世界から成っているそうだ。その地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の六つの世界の一つ一つに配されたのが六地蔵とのこと。
舞鶴東から舞鶴自動車道に入って最初のパーキング・エリアで休憩していると子猫が現れた。 遊んでいるうちに車できた飼い主とはぐれてしまったのだろう。 中国道から山陽道と戻って、遅い昼食をとり、太市駅で家内を見送る。あわただしい旅になってしまった。次は琵琶湖から始まる。残りは四寺になったゆっくりまわろう。