能登国三十三所  2014年9月11〜14日

江戸時代初期には札所の記録があるという古い観音巡礼地。能登国とは羽咋・能登・鳳至・珠洲の旧四郡からの古名で、入り組んだ海岸線の岩場や人里離れた山中には古くから修験の拠点が多くあったいう。また大陸にも近く能登は仏教伝来ルートの一つとする説もある。そういった背景のもと白山信仰の泰澄に由来する札所も多いが、伝承される歴史は更に古い。
厳しい風土から生まれたのであろう、「能登はやさしや土までも」という言葉がある。お宅で道を尋ねても、地図を書いて下さったり見通しの効く場所まで出て下さったりした。駆けつけた里のお堂の当番さんが、御朱印を自宅までとりに行って下さったりもした。やさしさに感謝。
      1日目 羽咋から中能登町・輪島
2日目 輪島から珠洲
3日目 珠洲から七尾
4日目 七尾から中能登


所番地を持たない里のお堂が多く、できる限り事前に所在地とアクセス方法を調べて行ったが、それでも幾つかは道に迷った。そうして尋ね当てた小さな観音堂も、往時は七堂伽藍を備えた古刹だったとされる。能登の札所は時代の盛衰をどこよりも強く感じた。
岐阜からの総行程約1000キロの札所巡りを、去りゆく夏の海の眺めと共に楽しんだ4日間だった。

能登国三十三所 地図
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